経 絡 体 操

 

 

全身をめぐる14経絡(※)を、手でなぞって巡らせていく体操をご紹介します。

 

※経絡というのは、気の通り道のことです。パイプのようなもので、その中を気が流れています。

14経絡とは、任脈・督脈・胃経・脾経・心経・膀胱経・腎経・心包経・三焦経・胆経・肝経・肺経・大腸経をいいます。

 

 

 手でなぞることで、経絡を流れる気が変化(動く)するのを、キネシオロジーでは筋反射テストを使って確認することが出来ます。

 


経絡を体に触れながら手でなぞってもいいですし、少し離して手で覆うように(掌の真ん中を意識する感じ)して流しても、エネルギーのバランスを取ったり滞りを解消する助けになります。

 

 

気が巡って、体が軽く動きやすくなり、活動する意欲(やる気、元気)が湧くし、気分もスッキリしてリフレッシュできます。

 

やってみると分かりますが、結構いい体操になります。

 

 

それぞれの経絡はつながっていて全体で一つの流れになり、川の流れのように全身を巡り巡っています。

 

その流れを表したものが、「子午流注」という下の図です。この流れに沿って順番になぞれば、全身の気の循環が良くなります。

各経絡にはそれぞれ始点と終点のツボがあり、始点から終点に向かって気が流れています。

 

終点はホントの終わりではなく、そこから次の経絡の始点へとつながって気が順々に流れ注いでいきます。

 

その流れが上の図で、右回り(時計回り)につながって流れています。

 

 

例えば「胃経」は、目の下のツボから始まり、足の人差し指にあるツボへと至ります。そして、上図の右隣の「脾経」へとつながって、足の親指のツボから始まり、脇腹のツボへと至ります。

 

14経絡のなぞり方を一つずつ紹介しています。↓

下の動画のように、任脈、督脈、胃経、脾経・・・と経絡の流れに沿ってなぞることをタッチフォーヘルスでは「経絡マッサージ」と言います。

気のバランスを整え、滞りを解消する助けになります。↓

 

 

経絡体操のやり方は以下をご参考に、日々のセルフケアとしてご活用ください。

 

任脈(2~3回)→督脈(2~3回)

 

胃経→脾経→心経→小腸経→膀胱経→腎経→心包経→三焦経→胆経→肝経→肺経→大腸経(→胃経→脾経→、、、と繰り返して数回全身を巡らせる)

 

最後にもう一度、

 

任脈(2~3回)→督脈(2~3回)

 

 


 

ツボを意識して流すのは、ツボの位置を覚えるまではちょっと大変かもしれませんね。

 

もっと簡単に、体を上下に流れる 「陰と陽」 の気を巡らせる体操をもう一つご紹介します。


シンプル経絡体操

 

 

経絡はその流れる方向によって、陰の経絡陽の経絡に分けられます。

 

 

「陰」の経絡の流れは、下から上へ(大地のエネルギー) の流れです。

 

「陽」の経絡の流れは、上から下へ(太陽のエネルギー) の流れです。

 

 

全身を、上から下へ、下から上へ、と巡り巡っているわけです。

 

 

12経絡は次のようにつながり流れています。

 

顏から足へ(陽経)

足から胴へ(陰経)

胴から指先へ(陰経

指先から顏へ(陽経)

 

この4つのステップを3回繰り返せば、12経絡すべてに働きかけられます。

 

では、シンプル経絡体操をご紹介します。

 

【任脈】 恥骨から顏へ

 

【督脈】 尾骨から顏へ

 

以下の【 】のステップを3回繰り返します。

 

【顏から足へ】(①回目②回目③回目で違います)

①回目 顏から足へ

 

②回目 顏から背中を足へ

 

③回目 顏から、頭を前後にグシャグシャして、体の横を足へ

 

【足から胴へ】

 

【胴から指先へ】(腕の内側)

 

【指先から顏へ】(腕の外側)

 

最後に、また任脈と督脈を流して終了です。

 

 

 

二つの経絡体操、ご自身のお好みで、セルフケアにご活用ください。


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キネシオロジスト

田中祐子(ひろこ)

E-mail : kinesi-salon@hotmail.co.jp