· 

「気」の活用 任脈なで上げてやる気スイッチオンにする

任脈

 

体の前面のちょうど真ん中を下から上に向かって流れてる『気』の通り道です。
 
体を流れてる『気』の中で大黒柱的な存在です。
 
他の全ての経絡と繋がっていて、それぞれの経絡で使い古した気や余分な気を呼吸(吐く息)とともに排出してくれます。
要らないものを吐きだせるからこそ、体に必要な新鮮な気をしっかりと取り入れることができます。
任脈を整えることは、他の気のバランスを取る上でもとても重要です。
 
また「脳」を元気にしてくれるのも任脈の働きの一つです。
任脈を整えることで、集中力を高めたり、やる気が出たり、前向きな気持ちにしてくれます。
 
まぁ、任脈はまさに、「みんなついてるやる気スイッチ」なわけです。
スイッチを入れる簡単なやり方。
 
下からチャックを引き上げるように、任脈をなで上げればいいだけです。
 
任脈の通り道(恥骨から下唇の下まで)を手でなぞるんです。
 
体に触れながらでもいいし、体から少し離してなぞってもいいです。
 
もちろん服の上からでOKです。
 
この「任脈なで上げ」について、面白いエピソードがあります。
 
 
サロンのお客様で、ママさんバレーボールをされてる方がおられました。
 
たしかキャプテンをされてたのかな。
 
メンバーの力もそこそこあるし、いつもチームでよく練習してて、練習の時はいい感じなんですが、どうも試合になると力が発揮できなくて負けてばかり・・・。
 
「なんかタッチフォーヘルスでやれる方法はないですかね。。。」
 
 
もう少しお話しを伺うと、試合が始まると勝つ気力がなくなるというか、勝てる気がしない。
 
「どうせ負ける」
 
そんな空気がチームに漂ってるとのこと。
 
 
「どうせ負ける」という頭を切り替えて、目の前の試合に集中して、試合に勝つぞ!という前向きな気持ちになれるように、ということで、
 
「任脈なで上げ戦法」(笑) をお伝えしました。
 
 
そしたら、まぁ、なんと、試合に勝ちました!とご報告を受けました。
 
 
訊けば、メンバー全員で任脈なで上げをやったそうです。
 
それも詳しい説明もなしで。(笑)
 
ともかくこうやったら(手で下から上へなで上げる動きを見せて)ええねん、て。
 
気分が上がるねん、とかなんとか。
 
そしたらメンバーが 「なんかわからんけど、めっちゃ気持ちいい」と喜んでやったそうで。
 
 
失敗しても 「ドンマイ ドンマイ」といって、任脈をなで上げた、かもしれません。
 
彼女なら。
 
 
けっして魔法のようなことが起こったということではありません。
 
みんなで勝ちたいなと心を一つにして、日ごろからよく練習を積んでこられたことがあってのことです。
 
そうして身につけた力をあとは発揮するだけ。
 
そこにちょっと「気」を活用したわけです。
 
 
気がへこんでしまって、どうもやる気が起こらないなんてこともあるかと思います。
 
この任脈なで上げ ぜひやってみてくださいねウインク